北鎌尾根(ではなく合戦尾根だけ) 山行報告
2006年10月7日〜8日
中野(記録)
天候が安定せず回復が遅れている様なので1日遅らし7日の土曜日に離阪することにした。翌朝、眼が覚めても雨の音がしている。小雨で回復方向に向いている事だし、晴天を期待していたが、気を取り直し出る。
京都を出てから雨が止み車中から素晴らしいレインボーが望めた、此れは楽しい山行を約束してくれる予感がした。が、雨が上ったのは一時的で小雨だが止むことは無かった。それでも穂高駅に着く頃には曇り空になっていた。
駅前の蕎麦やさんで、大急ぎで名物のそばを食べた、1分位で食べれますと言う事だったが2分程も掛ってしまった。バスの出発時間が迫っていたので、店の人に乗り合いバスの運転手に少し待って貰う様お願いした。その必要は無かったもっと遅れて来る人が居た。車中はほぼ満員1、610円也を払い無事乗車、蕎麦が口から 出そうだった。
中房温泉に着いた頃に又小雨が降り出した、上着の雨具だけを身に着け売店の横から登山道に取り付く。樹林帯を行くので細雨だと上着の雨具も不要、反って暑いので第1ベンチで脱ぐ。少し降りた処に水場が有るので補給。折り畳み式の入れ物なので給水に時間が掛り水の冷たさが結構手に来た。少し休憩を摂ったが、雨が強くなり寒く感じたので上下の雨具をまとい出た。
第2、第3、富士見、各ベンチのベンチで休憩を摂りながら一人なのでマイベースで歩く。合戦小屋の手前辺りから雨が奏変わり降り続いて止む様子は無い、むしろ激しく成っている様だ。小屋で明日の天気を尋ねた、気象情報では晴れで回復するとの事。晴れれば温度も上がり本の写真で見た様に快適な岩稜歩きが期待出来そうだと嬉しく成って来た。用を足し元気よく出る。しかし高度が上がるに奏が雪に変化し段々と本格的に積もる勢い降ってくる。燕山荘に着く頃には風も出て来て秋山では無く冬山と成って居た。強風と雪、雪も結構粉雪で踏めばキューと音が鳴りそうな本格的な冬山化としていた。温度はマイナス1,2度かな、しかも風は強く時折耐風姿勢を取らないと飛ばされそうな突風が吹く。積雪2,3センチ、場所に寄ってはクランポンが欲しい状況だ。テン場は結構満員状態、狭い処しか空いていない。トイレが近く広く開けた処が有るのだが其処はガラガラ、風の通り道で真に受けるロゲションだから、それでも端に何張か有った。ペグを深く打ち込まないと飛んで行く様な風が絶えず吹いている場所だ。今回は1テンなので狭いスペースでOK、比較的風が通らない処を確保出来た。ペグは2本しか持って来て入なかったので辺りから大きな石を集め補強した、此れで安心、水を2L、600円也で買い夕食の用意。寒いのでビールは飲む気に成らない、ホットウィスキーで乾杯、カツ丼でディナー。
ラジオの気象情報では長野は明日の天気良くないらしい、雨、処により曇り。さて明日如何するか、情報なので確定ではない、今日は晴れの情報も外れ、案外晴れるかも、其の方に期待して3時半起き5時前出の予定で8時前だが寝る事にする。
羽毛ではなく化繊のシュラフなので寒く眠れない、トイレに起きた時有るだけの物を着込む、少しは益しになった様な気がした。今度は降雪の音と時折頻繁に吹く突風でテントが激しく揺す振られ眼が覚める。テントが壊れそうな、一時的だが風が吹く、常時なら多分崩壊するだろう。30分間隔位で揺り起こされる、寝てられない、この分だと明日は今日以上に荒れるだろう、無理だ敗退だ、予定変更、朝はユックリ起きよう。
遅く起きた、辺り全面銀世界、未だ雪は降り続いている、合い変わらず風も。撤退するにしても燕岳の山頂だけでも踏もうと様子を見に稜線に出たが、歩けない、風雪で顔に雪が真向に当たり痛い。出目帽なし。視界はない、行っても当然展望は望めない、諦め廻りの写真を少し撮り早々にテン場に引き返す。昨日多くのテントが有ったが今は3割程に減って居た。撤退したのだろう、残りは明日に掛けて居残りか、1日では北鎌は無理だ、其れに装備が無い。早々に撤退の準備をする。
軽アイゼンとストックを持って入たので降りは比較的楽だった、樹林帯に入ると風は殆ど無いが雪は止まない、が下からドンドンと人が登って来る。上は吹雪いて居るのに。本当にドンドンと大勢団体で、勿論降りる人も多いが上る人の方が圧倒的だ。
年配者も居るが若い女性が結構多い、年齢層では半分は20〜30歳台の若者其のうち半分以上は女性、残り5割がいわゆる中高年。山は中高年の世界だと思っていたが、山域に寄って違いが有るのか。確かにこの地域は僅か4時間余りで3000m級の高山に登れる、と言う事かも知れない。手軽なルートの為なのか。
お陰で帰りはゆっくりと休憩し景色を見ながら降りる事が出来ました。4時間以上も掛かりました、登りと同じ時間です。
降りてからバスの時間まで充分間が有るのでゆったりと売店の露天風呂に入りました。雨が降っていたので備え付けの傘を頭に載せ風流を味わい長柄の入浴でした。
今回の山行は雨で登り雪で過ごし雨で終わりました。運が無い、北鎌はもう今回
4回目の計画での山行敗退で有る。私にとっては悲運の尾根、北鎌尾根に成ってき
た、山は逃げないが体力が付いて行けなくなるので時間が無い、しっこく挑戦し必
ず、出来れば積雪期に槍ヶ岳の頂上に起ちたいものである。
山行時間 往 10月7日 中房温泉12 : 00 出 燕山荘テン場16 : 10着
還 10月8日 燕山荘テン場8:00出 中房温泉12 : 00 着
(中野)
